RZ-046-T サンダーフォックス
(シャドーフォックス・カスタム1 格闘戦強化仕様)
製作者:RSC氏





■ 機体の設定・解説

 閃光師団の中核となるライガーゼロの各形態を追随し援護するため、各種強
化パーツに高い適応性を持ったシャドーフォックスをカスタマイズすることに
決定した。
 前線からの要求に答えるため、既存の共和国の生産ラインから流用できるも
のは極力流用することにより、開発期間の短縮を狙った。
 シャドーフォックス本体を改造することが無いので、基本装備はそのまま残
したまま戦闘力の強化に成功し、また生産性の高さも維持した。

 その内の1体、サンダーフォックスはライガーゼロ・シュナイダーに相当す
る格闘戦強化仕様である。
 格闘能力を強化するにあたり、旧大戦時に活躍したハウンドソルジャーの槍
「クロスソーダー」の技術を応用し、「ラッシングレーザースピア」として復
活させた。
 各部(背中、尻尾、後足)に装着した加速ブースターにより突撃力を高め、
前足にオプションとして装着したレーザーブレードユニット(Eシールド発生
器付き)と合わせて、シュナイダーの「ファイブレードストーム」に相当する
突進技も可能とした。
 シュナイダーの弱点であった火力の低さを補うため、腹部に2連衝撃砲、背
中にビームキャノン内蔵小型アタックブースター、クロスソーダー格納時に使
用するパルスレーザーライフルを装備した。
 これにより、通常戦闘用ゾイドとしても高い戦闘能力を持つに至った。

 このカスタム化の成功により、シャドーフォックスの拡張性の高さが証明さ
れ、共和国首脳部はシャドーフォックスの基本設計の優秀さを再認識させられ
ることとなる。







■ 工作・塗装等

 基本コンセプトは小型のライガーゼロ各形態。
 シャドーフォックスのカスタマイズパーツの応用性の高さを活かして、ライ
ガーゼロのようにアーマーを交換することなく、パーツを装着することにより、
能力が発揮できるようにしました。
 また共和国の生産ラインに帝国ゾイドに使われるカスタマイズパーツは存在
しないと考え、共和国ゾイド用カスタマイズパーツと手近にあったジャンクパー
ツのみで構成しました。

 3体共通で、4本の足の側面にある金色の大きなマイナスモールドも汎用マ
ウントラッチと解釈し、ポリキャップを内蔵し、様々なパーツが装着できるよ
うにしました。(不要になったら切り離して軽量化をはかれます。)
 ただし、ここはあくまでも補助要素であり、無くても本機コンセプトは表現
されるように考慮しました。

 格闘戦能力の強化については切り裂くレーザーブレードの代わりに、突進し
貫くことに主眼をおいた槍、レーザースピアを採用しました。
 時期的にマグネーザーの復活が語られており、コンセプト的にもハウンドソ
ルジャーが似ていたので、クロスソーダーの発展改良型ということににしまし
た。
 従来機が尻尾に装備した電磁ネット砲は、各々の特性を考え、この機体の場
合は突撃力を高めるブースターに変更しています。

 ネーミングは格闘仕様→「電光石火」→「雷」で雷をイメージした黄色系で
まとめてみました。
(後でよく見ると、3匹揃うと信号機カラーだったというオチがつきました。)
 後に発表されたイクスのコンセプトを見て、少し雷はいけなかったかな?と
も思いましたが後の祭です。



【製作後記】

 イー・ショッピング・トイズの第2回改造コンテストに出品し、見事に撃沈
された3匹です。
 本当はホビージャパンの改造コンテスト狙いだったんですが、当時のカスタ
マイズパーツの品薄状況のため、パーツが思うように手に入らず、時間切れに
なった奴です。
 最近、新しいカスタマイズパーツがどんどん発売され、これらがあったらもっ
と色々なタイプが作れそうです。









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