BCwp−Type04"SUPER-ANCHOR" 
(ビルトコア兵器プラットフォーム・四式"スペランカー")

製作者:
のりおもと





■ 機体の設定・解説

【ビルトコア】
 ブロックスのチェンジマイズ・パターンは無限に存在すると言ってよい。しかし、ある種の組み合わせパターンでは、コア遺伝情報内の制御不能因子が発現し、「キメラ」と呼ばれる暴走状態に陥ってしまう。そこで、ブロックスの「ゾイド」としての機能を停止させチェンジマイズすることにより、このキメラ化の現象を回避する技術が、主に民間や非制式軍隊において研究されてきた。これが「BC(ビルトコア)・システム」である。
 BCは通常ではキメラ化または機能停止してしまう、例えば人型のようなチェンジマイズもl可能である。しかし、BCは純粋なメカニック(いわゆるロボット)であるため、その操縦には機械生体であるゾイドの操縦とはまた異なる素養を操縦者に要求する。より直感的なゾイドの操縦に対して、BCでは計器と常に睨み合いながらの精密で複雑な操作が必要となるのである。機構的にはブロックスゾイドと同様の機動が可能となるBCであるが、その動作はどうしてもぎこちなく鈍重なものとなる。そのため、普通、BCは対ゾイド戦闘兵器には適しておらず、主に作業用重機として使用されることが多い。だが、主都陥落により各地で分断され、ほとんどゲリラ的遊撃軍と化した元共和国軍部隊や傭兵部隊などでは、BCを兵器プラットフォームとして運用している例もあるようである。

【四式"スペランカー"】
 本機は闇ジャンク屋ギルドを通じて一部の共和国残党部隊に供給されている、BCwpチェンジマイズシリーズの新型である。これまでのシリーズの運用データの蓄積により、新制御OSは非常に高度な挙動制御が可能となっている。それでも、シリーズ中で最も大型で複雑な構造を持っているため、操縦には二人の人間が必要となり、本機は副座式となっている。
 BC兵器は通常、他の小型ゾイド等と共に行動し、中距離以遠の敵に対して火力を行使する移動砲台的な役割を果たす。そして、敵に肉薄されそうになると、随伴ゾイドが対処している間に後退するという戦法をセオリーとしていた。本四式は、そんなBC戦術の常識を覆すべく設計されたものである。
 通常は「歩行戦車モード」で射撃戦を行い、敵に接近されると火器類を装備解除し、高い格闘戦能力を誇る「直立機兵モード」に変形するのである。
 しかし、これは非常にゾイド的な発想であり、実際、重機械であるBCは機械生体ゾイドのような融通は利かない。迅速な重装備の解除・変形につぐ接近戦への対応は、ハードウェア的にも、0Sや二人いる搭乗者のメンタル面などのソフトウェア的にも大変な負担をかけることとなり、実戦場での運用に耐えるものではなかったのである。よって、四式が実際に出撃する際には、「歩行戦車モード」・「直立機兵モード」のいずれかの形態のまま運用され、戦場で変形機構が用いられることはほとんど無いと言ってよい。









■ 工作・塗装等

【製作雑記】

◎使用BLOXその他
 ダブルアームリザード
 レオブレイズ
 ナイトワイズ
 ウネンラギア
 マトリクスドラゴン
 フライシザーズ
 デモンズヘッド
 シェルカーン
 キメラドラゴン
 バスターイーグル×2
 ボルドガルド×2
 カプセルBLOX 砲台
 モルガ

 パイルバンカーユニット
 アサルトガトリングユニット×2
 マヌーバスラスターユニット
 ワイドウィーゼルユニット
 バーサーク・フューラーのバスタークロー


◎スヴァロジックに使った素体の脚と胴を縮め、腕部構造を若干変えたものを、今回の素体として使用しています。
◎脚部の変形機構は偶然の産物です。
◎カスタマイズパーツに頼っているように見えますが、頭部にモルガのコクピットを使っている以外、本体その物は
  ブロックスパーツのみで出来ています。
◎額にあるガチャブロ砲台のパーツのみ着色しています。










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