レーヴァティン

製作者:(略)氏


■ 機体の設定・解説

時はZAC22XX年、惑星Ziでとある競技が流行し始めていた。

惑星Ziには多種多様のゾイドが存在するが、唯一存在しないゾイドがある。それは人型ゾイドだ。惑星Ziに何故人型ゾイドが存在しないのかについては学会にて多数の議論が戦わされたが、未だに結論は得ていない。
どこかの子供がつぶやいた「なんで人型ゾイドっていないの?」という些細な疑問。どの人々もその疑問に答えることは出来なかったが、企業は今まで考えもしなかった人型ゾイドについての可能性について模索しはじめた。

誰もこのような状況を想定しなかったであろう。当初企業は自社の技術アピールのために人型ゾイドを作りだしたのだが、ゾイテックとZiアームズの2大企業の苛烈な競争が、人型ゾイドを激烈に進化させていった。

人型ゾイドには野生体が存在しないため、そのコアには複雑な制御プログラムを施されたコアブロックが採用された。ここに金属の体を身に纏い、人間がその頭脳となって戦う新種のゾイド・Humanoid BLOX(以下HmBLOXと呼称)が誕生したのである。

いつしかHmBLOXどうしが戦う競技「Hmパンクラチオン」が惑星Ziで流行し、ゾイドバトルに並ぶ人々の娯楽となったという。

ゾイテックとZiアームズの開発競争は、常にZiアームズが一歩上回っていた。帝国系技術者を数多く抱えるZiアームズには人型ゾイドに比較的形態がよく似たゾイド(古くはアイアンコング、比較的最近でロードゲイル)の技術蓄積があったからである。それでもゾイテックに競争で食いつかれていたのは、凄まじいまでの対抗心によるものであろう。

Hmパンクラチオンが開催され、ますます注目される開発競争に絶対勝利すべく、Ziアームズは考えうる限り最強のHmBLOXを作り上げたのだ。

最新鋭ゾイドの装甲や武装を流用し、防御力・攻撃力・機動力を非常に高い次元でバランスよく備えた現時点でおそらく最強レベルのHmBLOXがこのレーヴァティンである。

様々な武器を持つが、主武装は2本のプラズマセイバー。その2刀流はあらゆる敵を切り倒す。その他の武装として両肩の小型ソードと頭部のメタルホーンに胸部のレーザーマシンガンを装備。レーザーマシンガンは牽制用であり、完全に剣士型として調整されている。背部にプラズマセイバーを装着しての飛行も可能であり、その時は両肩の小型ソードを主武装とする。

その戦果は期待通りで、見事にHmパンクラチオンで何者をも寄せ付けず優勝し、4連続チャンピオンとなった。何故かパイロットは公表されていない。また年度ごとにパイロットの声は変わっているため、人種・年齢・性別すら未だに不明である。

敵を正面から正々堂々と倒すというスタイルを持ち、人々からの支持は非常に高い。レーヴァティンの目は5回目の優勝を狙っている。

基本スペック(同クラスHmBLOX比)

出力:A+
装甲:S
機動力:A+
火力:B-
武力:S+

対光学兵器:A+(多面角装甲による反射で大体の光学兵器の威力の7割を軽減。但し一定以上の兵器には無効)

装備
大型プラズマセイバー(マグネッサー飛行推進システム兼)右剣「ギルティ」左剣「ノンギルティ」
頭部三連装小型機銃×2
胸部レーザーマシンガン×2
足部プラズマクロー×2
頭部衝角「グングニルホーン」
肩部超振動剣「リディル」×2



■ 工作・塗装等
特に変わった工作はしていません。部品は大量に使っております。書きたくないぐらい(笑)



【製作後記】

某所に投稿していた1連のシリーズの第1作です。非常に気合を入れて作っただけあって各所での評判も良かったです。
正直、これ以上の作品を作るのは自分には無理っぽいです(汗)この文章書いている時点では強化型は全く手付かずですが、果たして完成するかどうか・・・。






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